個人が気軽にコンテンツを発信するようになっている今、簡単に使える動画編集ソフト「Filmora9(フィモーラ9)」が注目されています。
そこで気になるのが、「Filmora9は商用利用できるのか」という点でしょう。今回は、Filmora9の商用ライセンスと個人プランの違いについて紹介していきます。
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Filmora9の商用ライセンスと個人プランの違い
Filmora9のプランには3種類(個人/ビジネス/学生・教職員)ありますが、今回は「個人向け」と「ビジネス向け」に絞って説明していきます。
個人がyoutubeで収益化するなら?
youtubeで収益化する場合、個人でもビジネスプランを選ばないといけないのかと感じますよね。
しかし、個人がFilmora9で作成した動画をyoutubeにアップロードして収益化するだけなら、個人プランを選んでも問題ありません。
個人Youtubeチャンネルで、法人案件ビデオやプロモーションビデオなど、法人(商用)用とみなされる動画を公開しない場合、広告収益の有無に関わらず個人利用とする
一般的な個人youtuberなら個人プランで大丈夫です。広告収益があっても個人プランで問題ないと公式が発表しています。
ただし、個人でも企業案件を受ける場合はビジネスプランに移行する必要があります。
ビジネスプランの条件とは?
ビジネスプランを選ぶのは法人の場合と、集客や宣伝などを目的とした利用です。個人でも企業から仕事を受ける場合はビジネスプランになります。
ここで定義する法人(商用)利用とは、法人団体が商品及びそのサービスを宣伝・プロモーションすることを目的としてFilmora製品を利用することを意味します。
(中略)
法人用Youtubeチャンネルからの動画投稿、もしくは個人Youtubeチャンネルであっても法人案件ビデオやプロモーションビデオなど、法人(商用)用とみなされる動画を公開する場合
ビジネスプランになると制限がかかる
Filmora9には標準搭載されている素材がありますが、ビジネスプランになるとその中の音楽と効果音はすべて使えません。
そのため、ビジネスプランを選ぶと音楽や効果音はフリーの音源を利用する必要がありますね。
また、Filmoraには素材サービスサイト「Filmstocks」から多彩なエフェクトが購入できますが、この素材の使用にも制限がかかります。
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「Filmstocks」で配布している素材は、個人プランなら収益化していても使用に問題ありません。ただ、ビジネスプランになると素材のうちの27種類、爆炎や稲妻は使えないようです。
さいごに
今回、Filmora9の商用ライセンスに関して参考にしたのは公式サイトとこちらの動画になります。
Wondershareのセールスマネージャーの方に詳しい質問を投げかけている内容なので、とてもわかりやすかったです。
商用利用に制限がかかる理由として、配布している素材の著作権の関係(Wondershareに素材を提供している会社との契約上の問題)だとおっしゃっています。
そのため、どうしても商用で使う場合に制限が必要になってしまうのだとか。
素材の利用に関しては制限があるものの、Filmora9は簡単に凝った動画が作れます。
将来的にビジネス利用を考えているなら、最初からビジネスプランにしておくほうがいいかもしれませんね。
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