最近、ビブリオマンシーが気になってきたので、実際にやってみました。ビブリオマンシーとは、書物占いとも呼ばれる占術のこと。
本の一節から、今の悩みに最適な言葉や文章を掴み取っていく占いです。
占術には「命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)」の3種類があり、ビブリオマンシーは卜占に位置しています。
なので、比較的 素人でも気軽に占えるのです。
「命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)」とは
ビブリオマンシーの実践に向かうまえに、簡単に占術の説明をしておきます。
占いは、「命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)」の3種類に分類されます。
命占(めいせん)は生年月日を用いて運勢をみていく占術で、占星術や四柱推命などのこと。専門的な知識が必要なので非常に難しいです。(私は以前 占星術を勉強しようとして、難し過ぎて断念したことがあります)
卜占(ぼくせん)は、偶然の事象から占う方法。タロットカードや易などです。命占は長い人生を通して占えますが、卜占は近い未来を占うのに適しています。比較的 簡単に実践できるので、素人でも手を出しやすいです。
相占(そうせん)は、手相や顔相のこと。こちらも命占のように知識が必要になり、熟練者になるとパッと相を見ただけで運命や人格がわかってくるらしいです。
ビブリオマンシーは偶然の事象から占うので、卜占になります。
私は簡単な卜占を中心に実践(ジオマンシーやタロット、易など)しています。難しい勉強、苦手……。
それでも、自分の気持ちを代弁してくれたり適切な助言を得られたりするので、偶然の事象から導くといっても、卜占はけっこうするどい占術だと思っています。
ビブリオマンシー初心者は慣れた書籍で
ビブリオマンシーに必要なのは、書籍とペン(差し棒のようなものでもOK)だけです。
ビブリオマンシーは聖書が使われることが多いみたいですが、初心者は内容を知っている書籍がオススメとのこと。
書籍によって導かれる言葉が変わってくるからです。
たとえば、内容をよく知っている書籍だと、選んだ一節の前後がなんとなくわかっているので背景が広がりやすいといえます。
反対に、全く知らない書籍で占うと、言葉や文章の前後がわからないのであまり連想できないという風になります。
なので、初心者はよく知っている書籍で占ったほうがいいとのこと。
参考:書物占い【ビブリオマンシー】ってなに!?第一人者の千田歌秋先生に教わってきた
ビブリオマンシーのやり方
さて、ビブリオマンシーのやり方は
- 悩みを思い浮かべる
- 書籍を触りながら気になるページを開く
- 目をつむって開いたページを手で触りながら探る
- ココだと思うところをペンで指す
はい、これだけ。その示した言葉や文章から悩みに対する助言を導き出すのです。
言葉や文章を今の自分の悩みに当てはめて考えていくので、言葉の連想ゲームのようなものなのかなと感じました。
タロットカードも、一応それぞれの絵柄に意味はあるのですが、自分が感じた内容を当てはめていってもいいのです。なので、卜占は自身の感覚を信じることが大切なのでしょうね。
ビブリオマンシーやってみた
私が今回ビブリオマンシーに使用した書籍は、「和の感情 ことば選び辞典」です。ペンは指しやすいものがいいので、小さいペンを選びました。
よく読んでいる書籍といえば、コレかなと。ライティングしているときにけっこう活用しているんですよね。
ただ、辞典なので、前後の文章から深く読み取るのには向いていないかもしれません。しかし、簡単な答えなら得られそうです。
面談に向かうためのアドバイスを求める
で、本日の私、zoom面談を控えておりまして。うまくいくようにアドバイスくださいと思いながらページをめくり文章を探ったところ、「含むところがある」と……。
しかも、隣は「呪う」だし。不穏な言葉が並んでいます、なんなのでしょう……。どきどき。
私なりに思考を巡らせてみると、「(コミュ障だからオンライン面談イヤだイヤだイヤだ……)」なんて思っていた自分の気持ちがそのまま出てきたような……。
しかし、ずっとイヤだと避けていれば、この先フリーランスとして生き残っていけないでしょうね。ここらでオンライン面談にも慣れておかないといけない、という導きかもしれません。
(オンライン面談は経験ありますが、できるだけ避けてきました)
自分に対しての呪いに気づけたかも
そして、隣の「呪う」というのは、「イヤだ、できない、面倒くさい」という、自分に対して呪いを押し付けているよというアドバイスなのかもしれません。
「できないと言い続ければ、いつまでたってもできない」という思い込みなのだよ、実際はけっこう簡単かもしれないよ、という導きだとも考えられます。
隣の文言も、今の悩みに繋がるようだと感じました。
コレは、突き詰めていくとけっこう深い占術なのではないでしょうか。
個人的に感じていることなのですが、占いって未来をただ当てるのではなく、自分を見つめ直すきっかけになると思っています。
ヒトって、意外に自分のことがわからないので、たまに自分の内面と向き合う必要があると感じます。
そこで得られた気づきを人生に役立てる、そのためのツールが占いじゃないのかなって。
おわりに
ということで、占い結果を踏まえて、うまくいくためには「イヤな気持ちを含ませないように」と受け取りました(笑)。なので、ずっとさわやかな雰囲気を保ちつつ、面談を受けようと……。
しかし、いざ本番になるとさわやかがどっかに吹っ飛び、ひたすら焦って聞かれてもいないことを答えていました。なにやってるんだか……。
とりあえず「はい」と「わかりました」を連発して頑張りました。
そして、今回はじめてビブリオマンシーを実践してみて、意外に深い占術であることがわかったのは発見でしたね。これからも実践していこうと思います。
またひとつ興味深い占術に出会えて、趣味である占いが充実していきそうです。