Webライターとライターは、書く媒体が違います。Web媒体で記事を書くとWebライター、紙媒体で記事を書く人がライターです。
私はWeb媒体の記事を書いているのでWebライターですが、ライターとも名乗っています。どちらも名乗っている理由は、ただの気分です。
しかし、私は紙媒体でのライター経験がありませんので、実際のところ細かい違いはわかっていません。ただ、両者に明確な違いがあることは理解しています。
紙媒体とWeb媒体の違い
紙媒体はSEOを意識しません。しかし、Web媒体は必ずSEO(キーワード)を意識します。
紙媒体はクオリティが高く専門的な知識が必要なのに対して、Webはなんの知識がなくてもできる仕事がたくさんあります。
原稿料も紙媒体のほうが高いでしょう。
簡単に説明しただけで両者は明確に違いますし、知識も経験もなく始められるのがWebライターです。
別にWebライターを見下しているわけではありませんが、少し卑屈になっているのも事実。
そのため、Webライターは紙媒体ライターにコンプレックスがあると感じています。ま、それは私だけかもしれませんが。
ライターを取り巻く環境の変化
ただし、昨今では事情が変わってきています。というのも、紙媒体がWebに進出してきているからです。
さらに、Webライターも高クオリティの記事を求められるようになりましたし、単価が紙媒体並みのWebライターさんもいるとお聞きします。
紙媒体自体が減ってきている状況で、ライティングのみで食っている人間からしたら、紙だのWebだのにこだわっていられないのではないでしょうか。
実際、紙媒体ライターさんがWebサイトに記事を寄稿するようになったのを、あちらこちらでお見かけしています。
紙とかWebとか関係ない
媒体によればWebライターでも取材しますし、専門的な記事を書いているのはもう珍しくありません。
だから思うのです、もう両者にあまり違いはないんじゃないかと。
確かにWebライターは入り口が広く専門知識が不要な仕事が多くありますが、そこから強みを見つけてライティングの幅を広げていくのは自分次第なんじゃないかと感じます。
そのため、Webライターでもライターでも、自分の持ち味を活かせる仕事をしているならあまり呼び名を気にする必要はないのではないかと、ふと思いました。