2021年10月31日に衆議院の選挙があります。そこで今回初めて期日前投票をしてきました。
31日に予定があるわけでもないけれど、せっかくなので経験しておこうと単純に思っただけです。
まったくブログ書いていないので、ネタになるかなという思惑もあります。
そして張り切ってパワーポイントで画像も作ってみました。そういうことで、期日前投票のやり方を解説していきますよー。
期日前投票のやり方
期日前投票のやり方は、前もって送られている投票券の裏面に個人情報を書いて、当日行けない理由を〇で囲んで、期日前投票所に持っていくだけです。
当日行けない理由は「仕事」「レジャー」「病気やケガ」「住所移転のため」「天災など」があるけれど、無難に「仕事」にしておけばいいと思います。
特に突っ込まれることもなかったよー。
その後の流れは当日の投票と同じなので、期日前投票は難しくありません。
場所をチェック
わたしはてっきり期日前投票も普段どおりの場所なのかと思っていました。違うんですね。
「期日前投票 住んでいる地域」で検索すると市役所のホームページが出てきて、期日前投票所の住所が記載されているのを発見。
総務省によると、期日前投票所は各市町村に一か所以上あるとのことです。
いつもの投票場所は歩いて3分程度の公民館なんだけど、期日前投票所は車で10分ぐらいのところにある地域の交流施設でした。
近場にあるのにまったく存在を知らなかったです。近くても行ったことのない場所ってけっこうあるなぁ。
宣誓書を書く
事前に郵送されている投票券の裏面に、『期日前投票宣誓書」が記載されているので、ここに必要事項を書けば期日前に投票ができます。
わたしは以下の個人情報を記入して、当日行けない理由の中から「仕事」を選び〇をつけました。
- 名前
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
調べたら電話番号を記入しないところがあったので、書く内容は地域によって違うようです。
また、総務省のホームページに「投票券に宣誓書が掲載されている場合もあり」と記載されているので、宣誓書がない投票券もあるみたい。
参考:当日投票に行けない方へ:総務省(https://www.soumu.go.jp/2021senkyo/guide/)※リンク切れしています
投票券も宣誓書の内容も地域によって違うんですね。
わたしのところは投票券と宣誓書が一緒になっているので、出かける前に書いていきました。
宣誓書を前もって書けない場合は投票所で記入します。こういう作業ってけっこう手間だから宣誓書と投票券は一緒にしたほうがいいと思う。
宣誓書をダウンロードできる地域もあるけれど、やっぱり投票券とひとつにしたほうが有権者としては都合がいいよー。
参考:申請書提供サービス:期日前投票宣誓書/京都府向日市ホームページ
宣誓書を書いた投票券を持っていけば、あとは当日投票するときと同じ流れです。
投票するときの流れ
張り切って投票の流れをパワーポイントで作ってみました。
ちょっと雑な画像だけど、わたしのところはこんな流れです。だいたいどこも同じような位置だと思います。
- 入口から受付へ
- 投票券を渡すと名前を確認される
- 次のところで小選挙区の投票用紙をもらう
- 書くところで用紙に記入
- 投票箱に入れる
- 比例の受付で投票用紙をもらう
- 比例の書くところで用紙に記入
- 比例の投票箱に入れる
- 出口へ
「見てる人が数人」というのは投票立会人です。不正がないように見守っている人のこと。当日だとけっこういるんだけど、期日前はあんまりいなかったです。
小選挙区には「個人名」を、比例には「政党名」を記入します。書くところの目の前にちゃんと名簿が貼ってあるので、一字一字確認しながら間違えないように書きました。
ただ、比例ってちょっとややこしい。今回は衆院選だから「政党名」だけど、参院選の比例は「個人名」か「政党名」とのこと。
衆院選は「政党の名称」を記入する。候補者名を書くと無効になってしまう。
(中略)
一方、参院選は「候補者の氏名」または「政党の名称」を記入する「非拘束名簿式」。
引用元:衆院選 比例代表の投票 書くのは候補者名?政党名? 注意 候補名なら無効 参院はどちらもOK | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com(https://373news.com/_news/storyid/145754/)※リンク切れしています
裁判官の国民審査ってなんぞや
今回の選挙では最高裁判所裁判官の国民審査も同時におこなわれます。これは裁判官がその職にふさわしいのかを、国民が審査する制度のことです。
なので裁判官の名前が書かれた用紙を最初のところでもらいました。
画像にはないけれど、裁判官の名前が書かれた用紙を入れる投票箱はちゃんと別にあります。
ただ、投票所でいきなり裁判官の審査っていわれてもわからないと思う。わたしは事前にどんな判断を下した人なのかをチェックして行きました。
裁判官の名前が並んだ用紙に、罷免したいと思った人に×印をつけます。×以外は無効になるので注意。
×の数が多ければ裁判官を罷免できます。わたしはいろいろ思うところがあったので、数人の名前をメモして投票所へ。
でも「投票所でスマホの閲覧を止められた」というニュースを読んでたから、メモとかも持ち込めないだろうと思い、投票する部屋に入るまでに名前を記憶しようとがんばりました。
参考:【ご意見募集中】【衆院選】国民審査の投票時、スマホのメモの閲覧を制止された|【西日本新聞me】
ただ、ツイッターでは「メモ持ち込めた」とか「スマホ見れた」とかってつぶやきがあるので、場所によって対応が違うみたいです。
わたしはなんとか覚えていられたのでいくつか×印をつけてきたけれど、だからって罷免になることはないと思います。
実際、罷免になった人はいません。
これまでに24回行われ、延べ179人が審査を受けているが、罷免された裁判官はゼロ。
そもそもこの制度自体あまり知られていないうえに、普段かかわりのない裁判官の審査っていわれてもよくわからないはず。
結局いろいろなことが国民に知られていない状態で進んでいくんですよね。……もやっとする。
投票券はなくても大丈夫
期日前投票も当日の投票も、事前に郵送されている投票所入場券が必要です。けれど、投票券がなくても投票はできます。
持っていったほうが投票はスムーズだけど、うっかり忘れてしまうこともあると思う。その場合でも心配しなくていいよって総務省がホームページに書いています。
多くの市区町村では、有権者に対して、投票日前に、入場券や案内などの通知が配られます。投票の際に持参すれば便利です。ただし、持参しなくても投票はできますので、忘れた場合も心配しないで大丈夫です。
引用元:総務省|投票
身分を証明できるものがあれば問題なく投票できると、NHKのニュースも伝えてくれていますね。
参考:衆院選期日前投票 入場券なくても投票可能 総務省 | 2021衆院選 | NHKニュース
ツイッターでも「投票券なくても投票できた」ってつぶやきがありました。
なので、「投票券なくした!」となっても焦らなくて大丈夫です。
あとがき
期日前投票は宣誓書を書くだけなので簡単だし、投票のやり方もわからなければ係の人が教えてくれます。
ちなみにわたしは期日前投票の場所が初めて行くところだったので、施設の入り口でどこに向かえばいいのかわからなくて挙動不審に。でも係の人が丁寧に誘導してくれました。ありがとうー。
若いころはまったく興味のなかった選挙だけど、ここしばらくはけっこう関心が高まっています。
コロナ禍になったとき、わたしも仕事が減ってヒマな時期があったんですね。
時間があったものだから、なんとなく不安から救いを求めたくて国会を見たところ、まともな答弁をしていない与党に対して不信感を覚えるようになりました。
あとよく「野党は批判ばかり」と言っている人がいますが、国会を見ていない人なんだと思います。だってわたしこの目で野党が対案を出しているところ見ましたよ。
それにわたしはフリーランスなので、インボイス制度というわけのわからないものが導入されることにも危機感を募らせています。
こういった経緯から、選挙には本気で挑むようになりました。でも前まではけっこう義務感で行っていただけだったな。
ただよく考えれば安くない税金を払っているので、国民の権利を使い倒さないともったいないですよね。
ということで、期日前も当日も投票は簡単なので、ぜひぜひ選挙に行きましょう。