「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観てきました。ただし、6月に観たのでかなり記憶があやふやです。
ゴジラはとくに興味はなかったのですが、いつかの金曜ロードショーでモンスターバースシリーズの「コング」を観て面白いと思ったので。
それでは記憶の彼方に放り込まれた6月の気持ちを奮い起こして感想を書いていきます。
子供時代の怪獣がダイナミックに大暴れ
ゴジラは日本人だけでなく、いまや世界に知れ渡っている怪獣です。私の世代だと子供の頃にテレビで放送されていたのを観た人も多いはず。
私は怪獣が特別好きというわけでもなかったので、ちゃんと作品を観た記憶はありません。ですがなんとなくのストーリーや怪獣の種類は知っていました。
それほど記憶の底にこびりついていたゴジラさんですが、本作でその記憶が大興奮を引き起こしたのですよ。
冒頭からモスラの登場に度肝抜かれましたし、終盤のゴジラとの邂逅には震えました。モスラとゴジラは共生関係にあるような描写だったので、その繋がりにも感動。
キングギドラの大迫力には手に汗握り、ラストのバトルに「ゴジラがんばれ」と応援したくなるほどのめり込んだので、トータルですっごく楽しかったです。
それはモスラもキングギドラも知っていたから感動の渦が大きかったのだと思います。ハッキリと作品を観た記憶はありませんが、覚えていたということは子供の頃に観ていたのでしょう。
音楽のクオリティが凄まじい
私がとくに印象に残ったのは音楽のクオリティです。こちらメイキング映像なのですが、オーケストラとお坊さん、それにお祭りの掛け声がうまくマッチして体の芯まで響いてきます。
それはきっと、日本人だからという理由もあるのだと思います。聞いたことがあるお経やお祭りの掛け声が、ダイナミックな映像と共に流れてくる様子はかなり感動しました。
モスラ登場シーンの音楽は懐かしくもあり新鮮な気持ちに。モスラの曲といえば、「あぁ、あの曲ね」と分かる人も多いでしょう。
渡辺謙さんの「ゴジラ」発音に感動
そして本作には、渡辺謙さんがモンスターバースシリーズ1作目「GODZILLA ゴジラ(2014年)」から続いて登場しています。
唯一の日本人俳優ということで、他のキャストが「ガッジーラ」と発音をする中、渡辺さんだけが日本語発音で「ゴジラ」と言っていたのがなんだか嬉しかったですね。
渡辺さん自身が監督に掛け合って日本語発音になったと、インタビューでおっしゃっていました。
前作の撮影現場では、ゴジラの発音でプロデューサーたちとかなりディスカッションしましたね。でも、今回の現場では、海外の出演者たちが「ガッジラ」と英語の発音で呼ぶなかで、僕だけが「ゴジラ」と呼んでも、「日本人の呼び方はそうなんだ」って納得してくれました。
引用元:ニフティニュース(https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12176-298342/)※リンク切れしています
また、ラストのシーンでゴジラに「友よ」と語りかける別れの場面は涙を誘います。
渡辺さん演じる芹沢博士はずっとゴジラと共存できる世界を望んでいたので、自分の命はなくなってしまうけれど、希望をゴジラに残して散っていったシーンなので泣いてしまいましたね。
さいごに
ハリウッド版ゴジラは、「モンスターバースシリーズ」として今後も作品が作られる予定です。
芹沢博士が本作で退場されてしまったのは残念ですが、次回は小栗旬さんが出演されることが発表されています。すごく楽しみ♪
ただ、この作品でゴジラに興味を持ったので「シンゴジラ」を観てみたのですが、ゴジラよりも人間模様がメインだったのでいまいち楽しくありませんでした。
石原さとみさんの英語まじりのセリフがルー大柴さんに見えて微妙な気持ちになったという……。